一般に「カウンセリング」とは、カウンセラーとクライアント(患者)との間で、言葉や気持ちを通わせることで問題点を探り出し、解決に向けてカウンセラーがサポートを行う心理療法での手法を指します。
エステティックにおいても、準備段階の重要なプロセスとしてカウンセリングを行わないサロンはないと言って良いものです。
特に初めてサロンを訪れたお客様の場合、カウンセリングでお肌の状態や悩みを把握しないまま施術したのでは、満足のいく結果を出すことは不可能だからです。
では、心理療法士などが医療クリニックで行う一般的なカウンセリングと、エステティック・カウンセリングの違いはどこにあるのでしょうか。
あらゆるカウンセリングの基本は、相手の話をよく聴く「傾聴」、そして相手の気持ちを理解して寄り添う「共感」の2つが柱になっています。
また、カウンセリングを行う上では、互いの間に信頼関係が築かれていることが非常に大切です。
一般的なカウンセリングは、ストレスや問題の原因を探り、心身の健康を取り戻すことですが、エステティック・カウンセリングの場合はこれらの他に、お肌の性質を見極め、より健やかに美しくなる力を引き出すという目的が加わるのが特徴です。
乾燥肌、脂性肌、敏感肌などの肌の悩みや状態を伺い、さらに日頃の生活習慣、食べ物の好み、趣味などから、エステティシャンはその人だけのお肌のカルテを作成し、施術メニューのベストな組み合わせを考えてご提案します。
その人のお肌が、今一番必要としているものや、将来を見据えたケアを的確に見抜く眼は、経験豊富なプロの技術者だけが持っているもの。
エステティシャンが、美のスペシャリストと呼ばれるゆえんです。
共感する心を大切にするエステティック・カウンセリングでは、お客様に対して上から指示したり、「そんなことをしたら、お顔がシワだらけになりますよ」などと脅すような説教は決してしません。
たとえば、「メイクを落とさずに眠ってしまう日がよくある」というお客様に対して、「ダメじゃないですか、そんなことではお肌の老化が早まりますよ!」と頭ごなしに叱るのは、エステティック・カウンセリングの基本を理解していない証拠。
ここで必要なのは、スキンケアがおろそかになる本当の理由を探るため、ていねいなカウンセリングをしながら問題を掘り下げていく作業です。
カウンセリングを進めていくと、原因はむしろご本人も予想していなかった意外なところに見つかることも少なくありません。
こうした「気づき」をご本人の中から導き出すことは、悩みの原因を根本から取り除くきっかけを手に入れたことを意味します。
心とお肌の元気を取り戻し、さらに施術によってその人自身が内側から輝きを取り戻すお手伝いをする上で、エステティック・カウンセリングは欠かすことのできない要となるプロセスなのです。
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